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立正佼成会附属佼成病院裁判・第9回口頭弁論

立正佼成会附属佼成病院裁判(平成26年(ワ)第25447号 損害賠償請求事件)の第9回口頭弁論が2016年4月13日(水)に東京地方裁判所610法廷で開かれた。治療中の母親に対し、酸素マスクすらつけず、死に至らせたとして、兄夫婦(長男夫婦)と病院経営団体を相手に提起した裁判である。

裁判所の構成が変更されたために弁論を更新した。被告病院は前回間際に提出して留保されていた準備書面を陳述した。原告は医師の意見書を出した。脳梗塞などを専門とする医師であり、医師の立場からの意見書を出した。被告病院の管理の甘さを問題視する。被告長男は経管栄養の流入速度を速めた。これは危険である。栄養剤だから良いとはならない。量を間違えたら問題である。素人が操作してはならない。

原告側は裁判所の主張整理案について意見を表明した。延命治療、終末期医療に関しては原則として患者本人の意思の尊重を第一とすべきである。仮に本人への意思確認が、入院後いずれかの時点においても困難であったとしても、被告長男夫婦は、延命措置につき原告を含む他の親族にその意思を確認すべきであったのに、これを怠った。

また、被告病院は、原告も含む親族との間で延命治療につき話し合いを行うなどして、必要な説明をし、意思確認をした上で最善の治療方針を選択すべき注意義務があった。しかし、被告病院は、これを怠った。そこに注意義務違反があると主張した。

次回は6月1日午後1時10分から610号法廷で、証人尋問及び当事者尋問を行う。医師、原告、被告長男の順序で行う。裁判所は尋問時間を持ち時間制とした。

口頭弁論終了後の報告集会では主張整理案などについて傍聴者から原告代理人に質問がなされた。老人虐待の実態は闇の中にあるのではないか。そこにメスを入れる事件ではないか。注目される事件ではないか。経管栄養も治療の一種である。安楽死させるような病院の体制があるのではないか。医師が具体的な指示をしないならば看護師の方から確認するものである。安易に脳死判定して臓器移植される傾向がある。

原告は、医師の意見書は素晴らしいと述べた。被告長男の陳述書と医師の陳述書には矛盾がある。被告長男の陳述書に書いてあって医師の陳述書に書いていないことがある。



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