立正佼成会附属佼成病院裁判

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立正佼成会附属佼成病院裁判・第6回口頭弁論

立正佼成会附属佼成病院裁判・第6回口頭弁論が2015年9月24日、東京地方裁判所803号法廷で開かれた(平成26年(ワ)第25447号・損害賠償事件)。母の治療を十分に行わなかったとして、長女が長男夫婦と病院経営組織の立正佼成会に損害賠償を求めた訴訟である。

裁判長が矢尾和子裁判官に交代し、弁論を更新した。陪席裁判官は五十嵐章裕裁判官、石川紘紹裁判官である。口頭弁論の冒頭で原告本人が一分程度、口頭で主張した。

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もがく思いで息をしなければならない苦しさは最悪です。人間息ができないことほど苦しい状態はない。水に溺れた時の状況を想像してみてください。

私の母は、目をむき出して必死に息をしていました。大病院に入院している高齢者を酸素マスクもせずに、ことさら苦しめて死に至らしめました。

『苦痛緩和のための措置』はもともと『死期を単に延長する措置』には含まれません。たとえ死期が迫っていても苦痛が緩和されれば一日、半日でもこの世に生きていることは貴重だと感じることは当然です。

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被告病院は準備書面を陳述した。原告は準備書面を陳述した。被告長男は次女の陳述書(丙C7号証)を提出した。原告は入院中の母親の手書きノート(甲C3号証)を提出した。このノートは7月15日に書かれたもので、当時の母親が字を書けるほどの健康状態であったことを証明するための証拠である。

病院のカルテは原告が証拠として提出し、その後に被告病院が訳文付で提出した。病院提出の証拠を採用し、原告提出の証拠は欠番とする。但し、原告は書面に原告提出証拠の頁数で引用しているため、資料として綴じ、必要に応じて参照する。また、病院提出証拠は頁数が振っていないため、頁数を付したものを再提出し、再提出後に差し替えることにした。

原告代理人の萩尾健太弁護士は以下の主張をした。被告長男は5秒に一滴の経管栄養を4秒に一滴に早めた。これは30分も早めることになる。消化器に大きな負担を与える。経管栄養は誤嚥に注意しなければならない。経管栄養はスピードを早めることは大きな問題である。嘔吐、肺炎という因果関係がある。肺炎から敗血症になることの因果関係は準備書面4頁に書いた。「一旦嘔吐があると、吐瀉物の誤嚥により誤嚥性肺炎が生じる」

延命治療は、手書きノート(甲C3号証)を根拠に本人が文字を書ける時期もあったとして、その時期に延命治療について意思確認をしないことは不当と主張した。

次回口頭弁論は以下の通りである。書面などの提出期限は11月13日まで。原告は被告病院への反論を提出する予定である。

日時:2015年11月25日(木)10:30開始

場所:東京地裁610号法廷

原告側は口頭弁論後に報告集会を開催した。原告代理人は以下のように説明した。診療経過一覧表では母親の意識レベルについて書き出した。元気な時期もあった。被告長男は流入速度を速めても問題ないと病院が言っていたと主張している。病院は記憶にないと言っている。どちらかが嘘になる。

原告は冒頭の口頭での主張中に母親を思い出し、主張しながら泣きそうになったと語る。今朝、目が覚めて、今日は裁判長が変わったかもしれないと思い、原告陳述を想定して、念のため傍聴お願いなど書き溜めた中から選び出し、持参したものを読み上げたという。病院の出した意識レベルは救急の現場で使われるもので、大雑把である。厳密なものではない。

傍聴者からは原告の主張は簡潔で良かったという評価があった。傍聴者の中にも自身の裁判で突然、裁判官が変わった経験を持つ人がいた。しかし、何も話す機会がなく手続きが進み、残念という感想を述べた。

傍聴者からは裁判長が交代したことの影響を問う声があった。裁判末期で裁判長が交代し、不当判決が出たケースがある。一例として北本いじめ自殺裁判がある。結審後に裁判長が志田博文氏から舘内比佐志氏に交代した。舘内比佐志裁判長は判決で、同級生から「きもい」と言われたり、下駄箱から靴を落とされたりしたことを認定しながら、「一方的、継続的ではなく、自殺の原因になるようないじめがあったとは認められない」と、いじめを否定した。

以下のように批判されている。「証人尋問では、当時の担任や教育委員会関係者が法廷に立ち、弁護団からの質問には答えに窮し、苦しまぎれの嘘を繰り返し、矛盾を突かれその場でしばしば沈黙した。法廷でそれらを実際に見聞していれば、今回のような判決文はとうてい書けなかったはずだ」(三上英次「北本中学校・いじめ自殺裁判 東京地裁判決出る!」JANJAN Blog 2012年7月12日)

但し、北本いじめ自殺裁判などのケースは結審後の交代であり、本件とは必ずしも一致しない。



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