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立正佼成会附属佼成病院裁判第11回口頭弁論

立正佼成会附属佼成病院裁判・第11回口頭弁論が2016年9月8日(木)に東京地方裁判所610法廷で開かれた。立正佼成会附属佼成病院裁判(平成26年(ワ)第25447号 損害賠償請求事件)は治療中の患者に対し、酸素マスクすらつけず、死に至らせたとして、患者の娘が病院経営団体の立正佼成会と兄夫婦(長男夫婦)を相手に提起した裁判である。台風の影響が心配されたが、多くの人が傍聴した。

原告は最終準備書面を陳述した。因果関係の問題を主に論じている。医師の証言の中で原告の主張の裏付けになるものを引用した。延命治療拒否は医師の証言と被告長男の陳述が食い違っている。両者の話を総合すると、延命治療の確認がなされていないことになる。リハビリについては家族に話したが、延命治療について話していない。本人はリハビリに入っていたが、その頃も医師は本人に説明していない。

被告は最終準備書面を提出しなかった。舐めているのか、反論できないのか。立正佼成会代理人・安田修弁護士は前回の口頭弁論で「反論しません」と宣言していた。ところが、安田修弁護士は「まだ十分に確認できていないため、反論を出すかもしれない」と述べた。裁判所は、場合によっては弁論再開もあると述べた。

最終準備書面とは、原告被告がそれぞれ今までの主張をまとめて出す書面である。互いに言いっぱなしで反論しないものである。原告最終準備書面を見て反論するという主張は不当である。原告最終準備書面の内容を確認して必要ならコメントを出すとの安田弁護士の主張はおかしい。口頭弁論後の報告集会では被告が結審後に準備書面を出すことがフェアかとの疑問の声が出た。

原告は以下の内容を意見陳述した。

***

人は、元気な時には「いつ死んでもいい」と言いますが、現実に病院のベットに寝ていると「まだ死にたくない」と思うそうです。

命を助けるのが医師の使命と信じて患者は、体を医師に委ねます。そして、最善を尽くしてくれるものと信じてお任せします。

「もっと生きたい。まだ死ねない」など患者の事情は、一人一人違います。

そして家族の中でも、「患者に死んでほしい人。まだ生きていてほしい人」など一人一人違います。

もし、患者本人の承諾がなく、一部の家族の要請だけで医師が治療を中止するのであれば、患者はおちおち入院してはいられなくなります。また、患者に死んでほしいと思っている家族にとっては、都合の良い殺人方法となります。

治療を中止して母親を死なせることが、「一部の家族だけの利益」を計算していないか、「親の介護は地獄だ」とする判断が偏っていないか、などを家族達、医師ら多数の人が協議して、家族間での意思の相違がないかを繰り返し確認する必要がありました。

私は、母の死後カルテを見て初めて母の治療中止を知りました。まさか兄夫婦が治療を拒否したとは驚きました。

 人として一番大事な生死の問題である「自己の命の処分」を患者本人からでなく、身内といえども他者の要請で実行されました。母は、何も知らされないまま命を絶たれ死んで行きました。

私は、母の入院中に母と話をしていましたが、母は、生きて退院したかったのだ、と確信しています。

母の食事がおも湯になり、リハビリが始まり、快方に向かっていきました。母は、「ゴクン」とつばを飲み込んで飲み込みの練習をしていました。リハビリ室では、名前の「寿美」の字を万葉仮名で書いて周りを驚かせていました。見舞客が来ると握手をしたり、帰りには手を振ったり嬉しそうにしていました。

兄が経鼻管栄養の流入速度を速めた後で母は、嘔吐して具合が悪くなりました。そのあと兄夫婦の治療拒否が始まり、酸素マスクまで拒否しました。 

母は、息が出来ない中でも生きようと頑張っていました。苦しくても手当をしてもらえず、訴えることもできず、死ぬがままにされている恐怖は、尊厳のかけらもない姥捨てではないでしょうか。

苦しみもがいた母の最期は恐ろしいほど酷い形相になりました。病院の医療は、入院患者のためを考え24時間最善の医療を提供するものではないのでしょうか。

医療は、担当医の個人的理念に基づいて行われるべきものではなく、また、たとえ身内であっても他者である親族の利益や都合で行われるべきものでもなく、患者本人の幸せのために行われるべきものです。

誰でも安らかな死を望みます。しかし、岩ア医師と内山夫婦の話し合いでなされた母の死なせ方は、到底血の通った人間のすることではなく、残酷極まりない恐ろしいことです。

このままでは、母は浮かばれません。今まで裁判所には、真摯に取り組んでくださりご尽力いただき、大変感謝しております。どうか、被告らの数々の虚偽を見抜いていただき、誰もが安心して医療がうけられるような、格調高いご判断をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

***

判決は2016年11月17日(木)13時10分から東京地方裁判所610号法廷で言い渡される。


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