高齢者治療中止裁判

立正佼成会附属佼成病院裁判

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立正佼成会附属佼成病院、過労自殺

立正佼成会附属佼成病院で院内感染の証言

立正佼成会附属佼成病院で多剤耐性緑膿菌(multidrug resistance Pseudomonas aeruginosa; MDRP)の院内感染が起きたと証言された。問題の証言は立正佼成会附属佼成病院裁判(平成26年(ワ)第25447号 損害賠償請求事件)第10回口頭弁論(2016年6月1日(水)、東京地方裁判所610号法廷)でなされた。

患者(女性、大正7年生まれ)は2007年(平成19年)6月18日に入院し、9月8日に亡くなった。8月にはリハビリを行い、医師から退院を示唆されるまでに回復したが、8月15日に患者の長男が患者の経鼻経管栄養の注入速度を変更し、その後に嘔吐し、容態が悪化した。長男は8月20日、佼成病院医師に対して「延命につながる治療を全て拒否」した。佼成病院医師は原告(患者の長女)には治療方針の説明も意見聴取もしなかった。

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カルテ「病歴要約」の「入院病歴」欄は入院患者の死因について「Aspiration pneumonia→Sepsis→MOFという経過を取り」と説明する。これは誤嚥性肺炎、敗血症、多臓器不全multiple organ failureを意味する。ところが、そのカルテを書いた医師が証人尋問では誤診であり、多剤耐性緑膿菌の院内感染であると証言した。立正佼成会代理人の尋問によって佼成病院医師が答えたものである。以下は証人尋問調書からの引用である。

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立正佼成会代理人・安田修弁護士「病歴要約ですが、これの真ん中あたりのところなんですけれども、本件患者さんの死に至る機序について書かれているんですけれども、ここには、誤嚥性肺炎、敗血症、それから多機能不全というふうに進んだように書かれているんですけれども、これを今お読みになってみてどうでしょう」(21頁以下)

佼成病院医師「じっくり検証した今の値では、ちょっと間違っていたかなと、誤診だったかなと思います」(22頁)

安田弁護士「ほかに本件の患者さんで、敗血症に結びつくような感染があったかどうかはいかがですか」(24頁)

佼成病院医師「やはり最も重篤だったと考えるのが尿路感染症で、恐らくだったと思うんですけれど、尿中で感染されている、たしか多剤耐性緑膿菌、大変厄介な菌で、はっきりとデータに残っている証拠というのはそこですので、実際には尿路感染症、慢性に、治りきらずにきていて、耐性菌まで出てて、全身状態が悪くなってきたので敗血症に、要するに体側のバリアが破られて敗血症になったというストーリーが一番正解に近いかなと今では思っています」(証人調書25頁)

医師の証言は院内感染を軽視して誤診するという重大な問題である。口頭弁論終了後に傍聴者から「主治医が『誤診だった』と平然と言ったことに本当に驚いた」との感想が寄せられた。

多剤耐性緑膿菌は単なる緑膿菌と異なる重大な問題である。普通の緑膿菌は日常環境に生息しているが、多剤耐性緑膿菌は日常的に抗菌薬を使用しているところ、即ち病院などにのみ分布するものである。

患者の免疫力が落ちていたから感染したということは理由にならない。以下の批判のとおりである。「病院には、免疫力の落ちた人、感染しやすい新生児・乳幼児や高齢者など様々な患者さんが来ます。病院は感染を第一に気をつけなければならない」(「院内感染の徹底した原因究明と再発防止をおこなえ」全関東単一労働組合松戸市立病院分会「ききみみすきん」198号、2011年12月19日)。

立正佼成会附属佼成病院裁判は治療中の患者に対し、酸素マスクすらつけず、死に至らせたとして、患者の娘が病院経営団体の立正佼成会と兄夫婦(長男夫婦)を相手に提起した裁判である。脳梗塞で入院した原告の母は、リハビリをするまでに回復して転院の予定でしたが、入院から83日で亡くなった。

佼成病院医師の誤診証言が立正佼成会代理人の主尋問で出てきたことは問題である。原告側はカルテ記載の死因に基づいて佼成病院の責任を追及してきた。それで都合が悪くなるとカルテ記載を誤診として別の死因を持ち出すならば卑怯な後付けに見える。立正佼成会と代理人の関係は以下で述べられている舛添要一前都知事と佐々木善三弁護士の関係に重なる。

「まあ人間は自分と似た価値観を持つ人間を好むものなので、世間を敵に回すような言動が得意な人は、同じような人を弁護士として選んだのかもしれない」(「もしサンデル教授が「これからの舛添問題の話」をしたら?」ダイヤモンド・オンライン2016年6月14日)

佼成病院医師証人調書
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日本海賊TVで佼成病院の院内感染

インターネット動画放送局・日本海賊TV「金八アゴラ」が2017年3月31日、「立正佼成会附属佼成病院で院内感染の証言」を取り上げた。コメンテーターは岩井努(千葉海賊党党首)、山内和彦(元川崎市議会議員)、石川公彌子(政治学者)、田淵隆明(公認システム監査人)、林田力(希望のまち東京in東部共同代表)、日本憲吉(アーティスト)。司会は須澤秀人(日本海賊党代表)。収録は3月29日。他に以下の話題を取り上げた。

・森友学園問題で昭恵夫人、証人喚問?土地購入前に賃貸契約?、こども園認定取り消し
・高浜原発再稼働認める判決
・核兵器禁止条約に日本不参加
・ドイツ海賊党、州議会レベルで壊滅寸前
・千葉県知事選挙、森田健作氏が3選
・3月29日に英国、EU離脱を正式通告、EUの今後はどうなる?
・格安旅行会社「てるみくらぶ」破綻
・東京五輪提供食材基準決定とGAP認証取得支援、農業体験と食への意識の高まり
・ジャガイモ食中毒、9割が学校菜園
・ツタヤ図書館、相模原障害施設と指定管理者制度の関係

立正佼成会附属佼成病院で多剤耐性緑膿菌の院内感染が起きたと証言された。番組では深刻な問題との感想が出た。石川さんは過労自殺した小児科医も病院が利益優先で小児病棟に高齢者を受け入れ、院内感染を懸念していたと指摘した。利益優先で人件費を削減し、そのしわ寄せは患者にくる。

このような病院にかかりたいとは思わない。下北沢辺りの救急患者は佼成病院に搬送される可能性がある。佼成病院裁判原告の母も救急搬送された。廃止された都立梅ヶ丘病院の復活が必要ではないか。これは東京都議会議員選挙の争点になる。

佼成病院裁判は、患者の長男が経鼻経管栄養の滴下速度を無断で速めたことから始まっている。長男は、あまりにも遅すぎると患者の滴下速度を速めた。滴下速度は、医師が患者の病状によって調整するものである。無資格者の患者の長男が、速いか遅いか判断する資格はない。

患者の長男が経鼻経管栄養を速めた後母親は、嘔吐して具合が悪くなった。母親は、誤嚥性肺炎になった。その後、長男は、母親の治療を拒否した。呼吸が苦しい母親の酸素投与も拒否した。担当医師は患者に酸素マスクをしないでことさら苦しめて命を縮めた。

原告は母の死後カルテを見て初めて治療が中止されて命を絶たれたことを知った。しかも母は、安らかに死んだのではない。担当医師は、呼吸が苦しい母に、自力呼吸をさせてことさら苦しめて死に至らしめた。佼成病院の担当医師と患者の長男との話し合いでなされた残酷な死なせ方が問題である。

患者の安全を確保する病院として管理が杜撰であった。担当医師が、肺炎を見間違えたり、院内感染や点滴管理がずさんだったり、高齢者の治療中止の手続きは簡単など、問題が多発している。佼成病院のやり方では、長男一人に患者の生死が握られてしまい危険である。

日本海賊TVでは連合王国の構成地域に独立の動きがあると紹介された。スコットランドに加え、北アイルランドやウェールズにも独立の動きがある。

以下は私の感想である。スコットランド投票が否決されたように個々の独立には難しさがある。よく考えればアイルランド、スコットランド、ウェールズでケルト国を作るという可能性もあるのではないか。日本のサブカルではクー・フーリンなどケルト神話への関心が出ている。また、有名なアーサー王もブリトン人で、アングロサクソン人ではない。

佼成病院裁判

佼成病院裁判ニコニコ動画

インターネット動画放送局・日本海賊TVは2017年4月5日、希望のまち東京in東部TV第122回「立正佼成会病院で院内感染の証言」を放送しました。動画はYouTubeとニコニコ動画からオンデマンドで観ることができます。

立正佼成会附属佼成病院で多剤耐性緑膿菌(multidrug resistance Pseudomonas aeruginosa; MDRP)の院内感染が起きたとの証言が出ました。病院内の衛生状態が心配です。患者が、安心して入院できるように衛生管理は基本です。病院内が不潔であること、点滴管理が杜撰であること、治療しない手続きが簡単なことなどの問題が考えられます。正すべきことがあるのでは、と思います。

佼成病院裁判は、患者本人の承諾がなく、患者の長男だけの要請で患者を死に追いやったとして、患者の長女が起こした裁判です。担当医師と長男だけの話し合いでなされた残酷な死なせ方を問題としています。合法的な死なせ方などありませんが。人生の最期をいかに生きるか、いかに旅立つかは老若を問わない問題です。佼成病院裁判は、医療のあり方と患者の自己決定権、家族とは、親子とは、そして看取りとは、人間的であるためにはどうあるべきかを問う裁判です。

原告は、母親の転院先の施設を探していましたが、入院から83日で母親は「命」を絶たれました。原告は「母が半身不随となって車椅子生活になる。これからは私が母の世話をして親孝行しよう」と思っていました。しかし、担当医師は、長男だけの話し合いで母の命を絶ちました。「これで親孝行できる」という原告の思いも奪われました。患者本人の知らないところで、家族であっても他者によって死に方が決められるのは、恐ろしいことです。

佼成病院裁判は、人工呼吸器を付けるかどうかの問題ではありません。患者は、意識があり、自力呼吸もできていますが、長男は母親の治療を拒否して、酸素マスクなども拒否しました。患者本人の意思確認をしないのは、人として一番大事な最期の場面での自己決定権を奪われたことになります。家族の一人の拒否を担当医師は、簡単に受け入れてはいけません。患者の「命」の処分が軽すぎます。

ニコニコ動画

立正佼成会附属佼成病院裁判・第10回口頭弁論

立正佼成会附属佼成病院裁判・第10回口頭弁論が2016年6月1日(水)に東京地方裁判所610法廷で開かれた。口頭弁論では佼成病院医師(主治医)の証人尋問、原告の当事者尋問、被告長男の当事者尋問が行われた。法廷に入りきれないほど大勢の方が傍聴した。

佼成病院医師は治療方針をキーパーソンとしか相談していないとも証言した。「キーパーソンさんを通して、主に話させていただきました。ご長男ですね」(佼成病院医師証人調書18頁)。家族の意見を聞くことをしていない。キーパーソンが家族の総意を集約すれば良いという論理であるが、既に原告は準備書面で以下の論文を引用して反論している。

「推定相続人であるような家族は、本人の生命に関するような判断では、本人と利益が相反することもあり、常に本人の意思についての最善の理解者とはいえない」(稲葉一人「医療における意思決定・・・ 終末期における患者・家族・代理人・・・」『医療・生命と倫理・社会』Vo1.2 No.2、2003年)。

以下は傍聴者の感想である。カルテと被告長男の主張が矛盾している。その程度の意思確認であった。スーパーナチュラルという話を初めて聞いた。心肺蘇生もしない。緩和ケアと区別がない。説明が不十分である。この病院にはかかりたくない。原告へのコミュニケーションはしていない。病院が管理していない。延命措置の種類を説明していない。リスクや負担も含めて説明していない。

次回期日は2016年9月8日(木)10時から東京地裁610号法廷で開かれる。人は誰でも安らかな生と死を望む。その事情は一人一人異なる。少しでも長く生きたいと希望する患者には、苦痛緩和の手を尽くして残された余生を充実して生きられるように援助する。患者が生命を放棄していないのなら、たとえ身内であっても他者による「死」は、なされてはならない。

医療は、患者の幸せのためにある。千葉市内の病院で起きた医療事故の調査委員長を務めた三井記念病院の高木真一院長は「患者のために最良の方策は何か考えるのが医師の使命。それが今、見失われていないか」と語っている。日本の医療裁判は、事故やミスよりも医師の怠慢や杜撰さを原因とするものが多い。被害者が声をあげなければ何も変わらない。



立正佼成会附属佼成病院裁判・証人尋問は持ち時間制

立正佼成会附属佼成病院裁判の当事者尋問と証人尋問(第10回口頭弁論)が2016年6月1日(水)午後1時10分から東京地方裁判所610法廷で開催される。治療中の母親に対し、酸素マスクすらつけず、死に至らせたとして、兄夫婦(長男夫婦)と立正佼成会附属佼成病院の経営主体である立正佼成会を相手に提起した裁判である。

誰でも安らかな死を望んでいると思われるが、人は、一人一人異なり、終末期医療のあり方は、実際にはかなり複雑で多様である。高齢化社会になって避けて通ることのできない高齢者医療裁判の証人尋問である。

尋問は被告病院担当主治医、原告本人、被告長男の順で実施される。尋問の特徴は持ち時間制となったことである。それぞれの弁護士は全尋問者の主尋問と反対尋問を持ち時間の中でやりくりする。

・立正佼成会代理人・安田修弁護士の持ち時間60分

・原告代理人・高橋右京弁護士、萩尾健太弁護士の持ち時間85分

・被告長男夫婦代理人弁護士・松木隆佳弁護士の持ち時間50分

通常は尋問対象者毎に時間を設定する。たとえば原告本人尋問60分のような形である。これに対して持ち時間制は特定の尋問者を重点的に質問したいという戦略的な時間配分が可能になる。一方で持ち時間が尽きれば尋問できなくなるため、時間内に必ず終わらせたいという訴訟進行上の都合という面がある。

高齢者の命の尊厳を訴えた裁判

高齢化社会になって避けて通れない終末期医療の裁判の証人尋問が行われます。
平成26年 第25447号 損害賠償事件

脳梗塞で入院していた原告の母は、リハビリをするまでに回復しましたが、兄夫婦の治療拒否によって酸素マスクもされず死に至らしめられました。

私(原告)は、病院提出のカルテを見るまで母の治療が中止されたとは知りませんでした。患者本人が生命を放棄していないのに、入院から83日で命を絶たれた母親の「命の自己決定権」を侵害されたとして、独断で治療を拒否した兄と兄嫁と、安易に治療を中止した病院(立正佼成会附属佼成病院の経営母体である立正佼成会)を長女が訴えた裁判です。

本件の裁判を起こすきっかけとなったのが、『終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン』(厚生労働省:平成19年5月)です。ガイドラインには、治療を中止するにあたっての手続きが書かれています。

ガイドラインが出来る以前は、家族の要請があれば治療が中止され高齢患者は、ひそやかに死んでいました。今までは公表されない、裁判にならないだけのことです。

生死の思いは高齢者一人一人違うのですし、家族のなかでも寝たきりでもいいから生きていてほしいと思う人や、死んだ方がいいと思う人などそれぞれ事情が違うと思います。

自ら訴えることのできない患者を保護するのは誰なのか。死ぬがままにされている恐怖は・・尊厳のかけらもない「姥捨て」ではないのでしょうか。
母は89歳でした。たとえ生きたとしてもあとわずかな余生です。そばにいて親孝行したかったです。

一人の人間をこの世から消そうとする命のやり取りの重大な問題は、慎重に協議して責任を持って書面にとどめておく必要があります。

母が亡くなったのが平成19年9月です。母の死の決定は、ガイドラインに沿って適正になされたのか、治療には最善の利益が尽くされたのかを争っています。ガイドラインを基にした裁判は、本件が初めてと言われています。

2016年6月1日(水)13:10〜 東京地裁610法廷(6階)霞ヶ関A1出口1分
@ 被告病院担当主治医の尋問 
A 原告当事者尋問
B 被告(兄)当事者尋問
当日の証人尋問はこの順番で行われます。
高齢者の命の尊厳を守る重大な裁判は世間の関心ごとです。傍聴していただければ幸いです。


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