高齢者治療中止裁判

立正佼成会附属佼成病院裁判

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高齢者治療中止佼成病院裁判控訴

高齢者治療中止佼成病院裁判の控訴状を2016年11月30日に提出いたしました。

平成19年6月私の母は、脳梗塞で入院しましたが、リハビリをするまでに回復しました。母は3か月後(同年9月)に転院予定のため、私(患者の長女)は転院先の施設を探していました。

@ 私の兄(患者の長男)は、リハビリに行くのが遅くなる、との理由で経鼻経管栄

養の滴下速度を速めました。そのあと母は、嘔吐をして具合が悪くなりました。

・一審判決では、兄が経鼻経管栄養の速度を速めることは違法と認めました。そして被告長男が速度を速めたことで、「母親の嘔吐、誤嚥性肺炎、敗血症、急性腎不全」の経過をたどり、母親の死亡との因果関係については影響を与えた可能性は、否定できないとしました。

・また経鼻経管栄養終了後2時間経っているので、「嘔吐の原因は滴下を速めたことではなく体位変換の可能性もある」としました。

・一方病院に対しては、「被告長男(兄)が速めるなど予見不可能であった」としました。

A 佼成病院の担当医師は、患者本人(母親)の意思を確認せず、長男夫婦との話し合いだけで患者の治療を中止して酸素マスクもせずに命を縮めて絶ちました。

・一審判決では、長男が延命治療を拒否したことは認めました。長男の主張とカルテ

と食い違っているところは、カルテを認めました。

・一方病院には、母親は意思確認できる状態ではなかったとする理由を「自ら経鼻胃

管を抜去してしまうことがあり、経鼻管栄養の必要性について理解できていない様子

であった」としています。

B 私は母の死後カルテを見てはじめて母の治療が中止されていたことを知りました。

・一審判決では、病院が私(原告)の意思確認をしなかった点については、「キーパーソンを通じて患者の家族の意見を集約するという方法が不合理であるとは認められず、そのような方法をとることも医師の裁量の範囲内にあるとされる」としています。

・またその理由として判決では、以下の2つをあげています。

「医師が患者の家族の全員に対して個別に連絡を取ることが不可能な場合」

「延命措置には費用や介護の分担など家族の間で話し合って決めるべき事柄も伴う」

これらの理由は、いずれも頻繁に面会に行っていた原告の私には、当てはまっていないです。仮にも患者の一切生死の問題までをキーパーソンとのやり取りだけで、決めることを正当化できるものではないと思います。

また私は、「キーパーソン」という言葉は、裁判になって初めて聞きました。病院からは、「キーパーソン」についての説明はありませんでしたので、兄が「キーパーソン」であることも知りませんでしたし、また病院の言う「キーパーソン」とは、何なのかの意味は未だに分かりません。

C 担当医師が母の病室に来ました。病室には私と兄嫁だけしかいませんでした。医師は「今酸素をすればあと10日やそこらは生きられますよ」と言いました。兄嫁は即座に「酸素はやらない」と答えました。医師は「苦しそうに見えますが、いまはお花畑です。」と言って退室しました。兄嫁も退室しました。突然のことで私は何がなんだか分かりませんでした。私は、治療には最善が尽くされている、と信じていました。

・一審判決では、原告が積極的に意見を表明しなかったことを根拠にして病院を正当化しました。私は、兄夫婦が酸素(マスク)拒否していたことを知りませんでした。何も知らされていないのですから異議がでなかったことと、説明された上での同意とは違います。

D原告は、当時の医療水準を厚労省のガイドラインとしましたが、佼成病院では、治療中止にあたってガイドラインに沿った手続きがなされていません。

また佼成病院では、インフォームド・コンセントもなく、十分に話し合ったとは言えないですが、判決では触れられていません。

ガイドラインでは、「患者にとって何が最善であるかについて家族と十分に話し合い、患者にとって最善の治療方針を採ることを基本とする」と定めています。

佼成病院では、患者の命の扱いが軽すぎます。患者本人にとっては、人生最後の大事な場面をどう生きるかの選択の機会を、奪われたことになります。仮にも人の命を終わらせる大事な決定なのです。「高齢者の命が軽すぎる」のでは、と思いました。

母の無念や、母に生きていて欲しかった私の無念さをくみ取る判決になっていないことが残念です。高裁期日が決まりましたならご連絡をいたします。引き続きご支援をお願いいたします。

高齢者治療中止佼成病院裁判は控訴します

東京の立正佼成会附属佼成病院で、高齢者の「命」が簡単に処分されました。病院担当医師と長男夫婦の話し合いだけで高齢者の治療が中止され、酸素マスクもされず、入院から83日で死に至らしめました。

担当医師は、「私の理念で、患者さんの意思確認はしません」と言いました。また、息ができないで喘いでいる患者を前にして「苦しそうに見えますが(脳内)お花畑です」と言い、証人尋問では「意識がないのだから治療はやらなくてもいい」旨を証言しました。

私の母は、脳梗塞で入院しましたが、リハビリをするまでに回復しました。

リハビリに行くのが遅くなる、との理由で兄は、経鼻管栄養の点滴速度を速めました。そのあと母は、嘔吐をして具合が悪くなりました。

○ 判決では、兄が経鼻管栄養の速度を速めることは、違法と認めましたが、病院に対しては、家族が速めるなど予見不可能としました。

○ 判決では、母親は意思確認できる状態ではなかったとする理由を「自ら経鼻胃管を抜去してしまうことがあり、経鼻管栄養の必要性について理解できていない様子であった」としています。

○ 判決では、原告の意思確認をしなかった点については、「キーパーソンを通じて患者の家族の意見を集約するという方法が不合理であるとは認められず、そのような方法をとることも医師の裁量の範囲内にあるとされる」としています。

○ その上で判決は、原告が積極的に意見を表明しなかったことで正当化しました。しかし異議がでなかったことと、説明された上での同意とは違います。

厚労省ガイドラインでは「患者にとって何が最善かについて家族と十分話し合い、」と定めています。佼成病院では十分に話し合ったとはいえないです。

立正佼成会附属佼成病院裁判

立正佼成会附属佼成病院裁判の判決が2016年11月17日、東京地方裁判所610号法廷で言い渡された。立正佼成会附属佼成病院裁判は患者の同意を得ずに、人として一番大事な命を処分された「命の自己決定権」の侵害を訴えた裁判である。

高齢者の命が医師の理念によって簡単に処分された。もし、患者本人の承諾なくして、治療を中止して命を絶つことができるのなら、患者はおちおち入院してはいられない。また、患者に死んでほしいと思っている家族にとっては、都合の良い殺人になってしまう。「姥捨て」には好都合である。

医療の主体は患者である。人格権として患者には、自分の体に行われることを知る権利がある。どのような治療を受けるのか、どのような死に方を選ぶのか、決めるのは患者本人である。患者には自己決定権がある。患者が自己決定の為に医師には、説明義務が課されている。あまり患者の権利は尊重されていない現状である。これからの医療のあり方を考える裁判である。

誰でも安らかな死を望む。医療は家族の都合や担当医師の個人的理念で行われるものではなく、患者本人の幸せのために行われるべきものである。高齢化社会にむけてこれからの医療のあり方を考える裁判である。

立正佼成会附属佼成病院裁判は東京地裁民事第35部(八尾和子裁判長、岩崎慎裁判官、石川絋紹裁判官)が担当した。傍聴席は満員になった。判決は原告の請求を棄却した。判決言い渡しに対して「えー」「説明して下さいよ」との声が出た。判決言い渡し終了後に弁護士会館509号室で報告集会が行われたが、そこでも「裁判官が説明しないことは酷い」との意見が出た。

判決は以下のように事案を説明する。「被告立正佼成会の開設する立正佼成会附属佼成病院で入院中に死亡した母親の相続人である原告が、母親は、同じく相続人である被告長男が経鼻経管栄養の注入速度を速めたことにより嘔吐して誤嚥性肺炎を発症し、被告長男がその妻と共に延命措置を拒否し、被告立正佼成会が母親及び原告の意思確認をせずに延命措置を実施しなかったため、続発した敗血症及び急性腎不全により死亡したものであると主張して、被告立正佼成会に対し債務不履行に基づき、被告長男夫婦に対し共同不法行為に基づき、損害の賠償を求める事案である」(2頁)

被告長男が経鼻経管栄養の注入速度を速めたことを違法とした(17頁)。

***

経管栄養は医療行為であり、嘔気、嘔吐、腹部膨満や腹痛などの副作用や誤嚥性肺炎の危険もあるため、医師の指示に基づいて行う必要があり、病院では看護師が行うこととされており、患者の家族が行うのは自宅での例外的な場合に限られているのであるから、患者の家族であっても、医師の指示に基づかずに患者の経鼻経管栄養の注入速度を変更することは違法であるといわざるを得ない。

したがって、被告長男が8月15日に医師の許可なく母親の経鼻経管栄養の注入速度を変更することは違法であるといわざるを得ない。

***

一方で判決は「立正佼成会にとって、被告長男が母親の経鼻経管栄養の注入速度を速めることを予見することは不可能であった」とした(18頁)。しかし、問題は病院が点滴をいつ始めて、いつ終わらせるか管理していないことである。病院にとって予見できないから責任がないとは無責任である。判決は口癖のように「証拠がない」と書くが、客観的な証拠がないことが問題である。

意思確認

立正佼成会は母親及び原告の意思確認をせずに延命措置を実施しなかった。佼成病院の医師は被告長男をキーパーソンとし、その意見しか聞かなかった。複数の家族がいるのに一人だけをキーパーソンとして、その一人にしか説明しなかった。その一人をキーパーソンとしたことを他の家族に説明しなかった。

事実認定はカルテに書いていることは基本的に判決も認めている。被告長男はカルテと矛盾した主張をしていたが、その主張は退けた。被告長男の延命治療拒否は事実として認める。

判決は意思確認について、まず母親は意思確認ができる状態でなかったとする。その理由として「自ら経鼻胃管を抜去してしまうことがあり、経鼻経管栄養の必要性について理解できていない様子であった」とする(22頁)。

しかし、これは一般常識に反する。管を抜こうとすることは、人間として本能がある証拠である。誰だって不快なものは外したくなる。「経鼻経管栄養の必要性について理解できていない」と言うならば、病院が経管栄養の必要性を病院が説明したのかが先ず問われる。しかも、頭で理解しても不快なものをとろうとする衝動は残る。その衝動の通りに動いたとして、意識がなかったことにはならない。

原告の意思確認をしなかった点については、「キーパーソンを通じて患者の家族の意見を集約するという方法が不合理であるとは認められず、そのような方法を採ることも医師の裁量の範囲内にあるとされる」とした(23頁)。

しかし、その理由を二点挙げているが、何れも成り立たない。第一の理由「医師が患者の家族の全員に対して個別に連絡を取ることが困難な場合」は本件には該当しない。目の前にいる家族に説明し、その意見を確認しなかったことが問題である。

第二の理由「延命措置には費用や介護の分担など家族の間で話し合って決めるべき事柄も伴う」は、「この問題は家族で話し合って結論を出してください」とすれば済む話である。一切をキーパーソン経由にすることを正当化するものではない。

その上で原告が積極的・明示的に意見を表明しなかったことを根拠に正当化している。これは消費者問題や詐欺事件などで被害者不利の判決を出す裁判所の論理と同じである。特に医療の分野ではInformed Consentという言葉がある。単に異議がなかったということでは足りない。説明された上での同意が必要になる。

厚生労働省が平成19年5月に策定した「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」では「患者にとって何が最善であるかについて家族と十分に話し合い、患者にとって最善の治療方針を採ることを基本」とすると定めている。このガイドラインは「終末期医療の方針決定における医師の注意義務を検討する上では参考となる」(22頁)。佼成病院では十分に話し合ったとは言えない。時代遅れの旧態依然とした病院である。母親や原告の無念さをくみ取る判決になっていない。

因果関係

被告長男が経鼻経管栄養の注入速度を速めたことと母親の死亡との因果関係については、影響を与えた可能性があることは否定できないとした。

「経管栄養においては、消化器の許容量を超える分量又は速度で栄養剤を注入すると、栄養剤の逆流により患者が嘔吐して誤嚥し、誤嚥性肺炎を発症する危険があること、母親が、8月15日の昼の経鼻経管栄養の後、午後4時40分から午後5時までリハビリをしてから帰室し、ベッドに戻り臥位になった際に、クリーム色のエンシュア様のものを多量に嘔吐したこと、その後、母親は、誤嚥性肺炎、敗血症、多臓器不全という経過をたどり、敗血症及び急性腎不全により死亡したことが認められ、この経過からすれば、被告長男が同日に母親の経鼻経管栄養の注入速度を速めたことが、母親が嘔吐して誤嚥性肺炎を発症した原因となり、続発した敗血症及び急性腎不全による母親の死亡に影響を与えた可能性があることは否定できない」(24頁)

一方で他の原因の可能性も指摘する。「8月22日にも体位交換の際に栄養剤のようなものを嘔吐したことからすれば、母親が同月15日に嘔吐したのも、上記のとおり、ベッドに戻り臥位になった際の体位変換が影響している可能性が高い」(25頁)

「気道及び尿路に感染症があったことからすれば、母親が8月15日の嘔吐とは無関係に誤嚥性肺炎を発症した可能性も否定はできない」(25頁)。これは佼成病院の医師が証人尋問で証言した多剤耐性緑膿菌の院内感染の問題である。何れにしても佼成病院の問題である。原告の主張を退けたから問題ないとはならない。病院の逃げきりを許してはならない。

弁護士会館509号室の報告集会では注入速度を速めてから二時間後に嘔吐したことについて、「二時間かけなければ胃が落ち着かない状態ではないか」「二時間のタイムラグは複合要因ではないか」との意見が出た。また、「流入速度を速めたことが常態化していたのではないか」との意見も寄せられた。

原告は母が危篤の時に佼成病院の担当医師が「苦しそうに見えますけど今お花畑です」といったと説明する。これに対して以下の意見が寄せられた。

「医者の言う言葉ではない」

「安楽死の方向に進めようとしたのではないか」

「死なす方が幸せと言いたかったのではないか」

「終末医療の問題でも医者の責任をどう免れさせるかという議論になる傾向がある」

日比谷公園の紅葉

日比谷公園は紅葉が綺麗であった。日比谷公園では菊花展や魚河岸祭りもしていた。

立正佼成会附属佼成病院裁判の東京地裁判決言い渡しの帰りに傍聴者が写真を撮影した。傍聴者は以下の俳句を詠んだ。

「判決が 耳朶に残るや 紅葉狩り」

「一輪の たった一輪の 冬薔薇(ふゆびそう)」

「逝く人の 声の届くや 急く秋に」

以下の説明をしている。「短い判決文。たった一行?たった一分?帰路、日比谷公園を歩いた。冬のバラが、一輪、己が意思あるように、何かを主張していた。寂しい帰宅。だけど!!!きっと、続きがある?」

中野相続裁判カルテ

立正佼成会附属佼成病院裁判

立正佼成会附属佼成病院裁判(平成26年(ワ)第25447号 損害賠償請求事件)は治療中の母親に対し、酸素マスクすらつけず、死に至らせたとして、兄夫婦(長男夫婦)と病院経営団体を相手に提起した裁判である。事件が係属する民事35部は医療専門部である。

論点は89歳で他界した母親の治療に最善が尽くされたかである。訴状は、原告の母が人工栄養の点滴や水分も与えず、酸素マスクもせずに、咽喉に痰が絡んでも看護師を呼ばず、咽喉に痰が詰まって亡くなったと主張している。

医師記録(カルテ)の2007年8月20日には「family (son)は延命につながる治療を全て拒否。現在Div.で維持しているのも好ましく思っていないようである」と書かれている。長男(息子son)は母親の延命につながる治療を全て拒否し、点滴(Div.: Drip Infusion into Vein)で生命維持していることさえ好ましくないと考えているとある。医師記録は上記に続けて「本日にてDiv.終了し、明日からED(注:経腸栄養療法Elementary Diet)を再開する」と記す。長男の要望で点滴を終了したことになる。

長男は8月27日にも医師の勧める高度医療を拒否した。医師記録には「……変更、増強したいところであるが、familyはやんわりとであるが、高度医療は拒否されている」とある。

9月3日には母親の呼吸状態が悪化したが、長男は酸素吸入(O2 inhalation)も断った。9月3日の医師記録には「familyの要望どおり、O2 inhalationも行わない→当直時間帯のみ許可」とある。夜間のみ酸素吸入を行ったため、日中に症状が悪化し、夜間に持ち直すという状態が繰り返された。

さらに長男が入院中の母親の経管栄養の流入速度(注入速度)を速めたことも判明している。原告の指摘に対し、兄の代理人は「長男が母親の点滴を早めたなどの主張をしておりますが、それは点滴ではなく流動食であり、何ら問題ないものです」と回答し、経管栄養(流動食)の流入速度を速めたことを認めた(平成20年7月4日付「ご連絡」3頁)。

経管栄養は医療行為であり、ミスをすれば患者を死に至らしめる危険のあるものである。「薬と毒は、生体に影響を与える物質という意味において、本質的に同じ物だ。どんな薬でも、分量や投与すべき状況を誤れば、それは患者の死に繋がる」(マスキングテープ『死に損ねた男』「第7話 舞い戻った男」)

医者が定めた流入速度を「時間がかかりすぎる」という理由で勝手に速めて良いものではない。国立がんセンターはウェブサイトで経管栄養について「栄養剤の注入方法」と題して「1日の必要量・経管栄養剤の種類は患者の個別性があるため、患者氏名・栄養剤の種類・量・流入速度を医師の指示表と確認して準備します。」と記載している。流入速度が速過ぎて下痢など患者の症状を悪化させた例は多い。被告長男の行為は不完全かつ危険極まりないもので、このような行為は厳しく責任を問われるべきものである。

現実に長男が経管栄養の流入速度を速めた後で母親は嘔吐している。「経過記録」の8月15日には「Bedに戻り臥位になった時嘔吐してしまう」と記録されている。その夜の16日1時過ぎにも嘔吐した。医師が診察し、医師記録には「原因判明するまでintubation feeding(注:経管食事法)は中止し、Div.(注:点滴)管理とする」と記された。その後、母親は点滴管理とされて小康状態になったものの、8月20日には前述のとおり、生命維持を長男が好ましく思っていないと記され、点滴を終了した。病歴要約には「ご家族は一切の延命的治療を望まれなかったため、DiV (注:点滴)とエンチベース(注:皮膚のかぶれ等にぬるボデイクリーム)のみとした」と記載されている。

これらの治療拒否は被告である長男の独断で実施され、ことさら苦しめてまだ生きられる母の命を縮めて絶ったとしている。長男は経管栄養の流入速度も速めた。これは患者の健康に深刻な影響を及ぼしうるものである。酸素吸入によって取り除ける苦しみを取り除こうとはしなかった。高齢者虐待ともいえる事件である。

ブログでは以下のように紹介されている。「兄は、「母親の介護は地獄だ、年に不足はない。親が先に死ぬのはよい」と発言しており、また、死の前日には葬祭会社と契約をしていたことから、不作為の殺人とすら思える」(「埼玉の女性が裁判で問う「命」」アドバンテッジ被害牛角株主のブログ2014年10月18日)

病院(東京都中野区)から患者の長女である原告に対して、延命治療についての説明や、中止するにあたっての説明がなかったとしている。



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高齢者治療中止裁判