郷土芸能「獅子舞」
今に伝える部落とは・・・?


武田信玄公隠し湯で知られている山梨県下部温泉郷にほど近い処に神楽舞、神楽漫才、恵比寿、おかめ漫才など江戸時代から其の伝統を護り伝えている珍しい集落がある。
部落の名前は「長塩」(ながしお)と言い、40戸ほどの小さな部落だ。苗字に磯野などを名乗るなど、山間の部落に海に因んだ文字があるのに思わず此の小さな集落の昔を知りたくなる。

徳川10代将軍の頃からが始まりとか・・同じ様な民族芸能が三河の岡崎おかめにも有って徳川の何かに行き当たる。
下部温泉に慰安する武士達のひと時の癒しに芸を施す集団だったのか・・・?。勝手に想像してみたりする・・。

「長塩の獅子舞」
その歴史と伝承  



image
下の写真は獅子舞に代表する江戸時代からの民族芸能を伝える部落とはどんな村落か・・?。あぜ道沿いに馬頭観音、お地蔵さん、神社、古びた寺院、今尚、素朴な雰囲気を色濃く伝える何かを感じさせる。ビデオカメラにチョットだけ記録してみたものです。

ついでに申し上げておきたいのは此の部落を見下ろす山の頂には「木喰聖人」の祠があり木彫りの彫刻に触れる事ができる。また、車で30分程の所には日蓮宗総本山がある。今なお昔を感じさせる場所として不思議は無い。深い山に囲まれ静寂とした山間にひっそり生きる此の部落ならではの郷土芸能だ。大事にしたい・・・。

地元身延町が企画する「みのぶ学」の入門講座として「長塩獅子舞保存会」が作成した貴重な資料が入手出来たので編集者の許可を得て皆様にも知って戴きたく掲載致しました。お役に立てれば幸いです
部落に入って一番先に目に付く「山の神神社」
最近立て直して綺麗な姿に驚いたが、前は沢山の欅の大木に覆われ厳かな歴史を感じさせていた。
其の欅が台風の被害にあい全て倒れ神社も崩壊した。

「道祖神」
長塩は4ツの部落(向川組、鍛冶屋組、紙屋組、大層里組)に分れていて夫々この様な道祖神がある。
之は「鍛冶屋」と云う部落の外れにある道祖神で正月には此の前で獅子舞の奉納が行はれるとか・・。
長塩部落唯一の雑貨を売る「旭や」と云う店だ。
終戦直後からあり部落の憩いの場所にも成っている。
昭和27年(1942年)磯野久太郎によって開店、酒、たばこ、米などの専売許可を得て現在に至るものです。(2011年このお店は廃業したそうです。)
鍛冶屋部落から「向川組」(むかわ)と云う部落を眺める。
最近部落では高い山の頂に有った墓地を部落の近くに移転し、お参りがしやすい環境をつくったそうで故郷を離れている子供たちが先祖の墓参りに戻って来ては過疎には有っても楽しい町づくりが出来ているとか・・。
新昭和橋
昭和45年5月、町会議員磯野久太郎氏のご尽力で幹線道路から鍛冶屋、紙屋部落に通ずる橋を、古くなった
吊橋に代わって架け替える。当時1,400万の建設費を投じたとある。
当時としてはとんでもない大きい橋と批判を買ったが今こそ乗用車がすり合えるに十分の広さ、先見の明を感
ずる。(左)向こう側に見えるのが部落の公民館である。(右)紙屋、鍛冶屋部落に至る。
懐かしい写真””
ネブエから「長塩」鍛冶屋、向川組方面を視る。
常盤川に掛かる吊橋。
昭和2年建設、昭和45年新しい橋に架け替えるまで部落の交通の要となって働いてくれた。
上の写真は昭和30年頃撮影した写真です。
新昭和橋から常盤川を写す。 昭和橋から紙屋部落を写す。