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●白髪と薄毛・抜け毛研究の現状●

■白髪

 加齢に伴う白髪は30歳代後半から始まりますが、個人差が大きく、20〜30歳前半頃から始まる人もいます(若白髪といわれています)。白髪の多くは遺伝的な要因によって左右されますが、その原因ははっきりせず、予防法や治療方法は確立していません。

 メラノサイト(色素細胞)がチロシナーゼという酵素の働きでメラニン色素を生み出している時は黒髪ですが、このチロシナーゼが加齢などの原因で減って行くと、メラニン色素が作れなくなって白髪になってしまいます。

 若白髪の場合、その原因が遺伝的な要因なのか、血行不良やホルモンの分泌異常なのか、良くわかっていません。ただ「色素幹細胞毛」が発見され、白髪ができる仕組みの解明が進むと期待されています。

 また、特定遺伝子の量が減って働きが悪くなると、メラノサイトの増殖力や毛髪細胞の自然死を回避する能力が低下して白髪になるという研究成果が花王の研究グループから発表されました。花王は、この成果をもとに白髪の予防剤等の開発を目指すとの事です。

■薄毛・抜け毛

 薄毛・抜け毛は脱毛症として医学的な治療の対象としてなって来ました。

  ・男性型脱毛症:飲む頭髪治療薬(フィナステルド)が実用化

  ・女性の薄毛:発毛促進薬のミノキシジル

●頭皮と毛髪の基礎知識●

■頭皮

 表皮・真皮・皮下脂肪組織からできています。真皮の中にある皮脂腺で皮脂が作られ、この皮脂が頭皮を保護し、適度な潤いを保つ役割を果たします。

■毛髪

 頭皮の下にもぐり込んでいる毛根と頭皮の外に出ている毛幹(一般に髪の毛と呼ばれている部分)から出来ています。

■毛幹

 毛小皮(キューティクル、約1000分の1ミリ)、大部分を占める毛皮質(コルテクス)、毛髄質(中心部分、メデュラ)という層からできています。

■毛根

 毛包に包まれ、上部に付属する皮脂腺が皮脂を分泌していて、下部には毛球があり、毛球の底には毛乳頭(髪の毛の生産工場)があります。

■ヘアサイクル:毛周期、2〜8年

 ・成長期⇒退行期/移行期(2〜3週間)⇒休止期(3ヶ月)⇒成長期

 ・髪の毛:約10万本

  休止期にある髪の毛は、約1割と考えると1万本

  休止期は3ヶ月なので、100本/日程度の抜け毛は正常といえる。

 ・成長期:毛母細胞の分裂によって、髪の毛は伸び続けます。

 ・退行期/移行期:成長が鈍化します。

 ・休止期:完全に髪の成長が止まります。毛球が頭皮の上へ上がって行き抜け落ちます。

  同時に新しい毛母と毛乳頭が一体となって発毛の準備が始まります。